梅雨時期の建築~上棟~
2019/09/09
ラボレンジャー・レッドのブログ
ラボレンジャーレッドこと、設計の '' K '' です。
梅雨時期の建築についての第三弾!
梅雨と木材についてお話いたします。
鉄と同じく木材も雨と相性が悪い。
そんなイメージがあると思います。
木材は、温度や酸素、栄養、そして水分、
これらの条件で腐朽菌が繁殖します。
そのため、実際に木材と雨は相性が悪いです。
しかし、雨に濡れた木材はダメかというと、
雨に濡れただけではダメになりません。
それは、構造材の含水率は小さいからです。
含水率とは、木材に含まれる水分の量のことですが、
一般的に構造材はその割合が低い材料を使います。
そのため、雨に濡れてもすぐ乾燥した状態に戻るため、
雨に濡れてもそれほど問題はありません。
しかし、ホームラボではできる限りの対策をします。
床は透明はフィルムを貼って雨から守ります。
そして土台はブルーシートで養生します。
また、躯体もブルーシートで養生します。
また、濡れてしまい乾きが悪い場合は、
扇風機で乾かすといった対処をします。
雨で濡れてもきちんとした対応すれば、
配筋や基礎の時と同じように問題はありません。
数回にわたり梅雨時期の建築について投稿し、
雨と建築について知って頂けたかと思います。
梅雨もあけてしまいましたが、
この先、建築をご予定の方はご参考下さい。