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梅雨時期の建築~基礎~

ラボレンジャーレッドこと、設計の '' K '' です。


梅雨時期の建築についての第二弾!

梅雨と鉄筋についてお話いたします。



前回、雨による鉄筋の錆については、

ほとんど問題がないとお話ししました。


しかし、コンクリートと雨の関係は、

必ずしも良いとは言えない場合があります。


それは、コンクリート打設時の降雨です。


コンクリートの主な構成は、

セメントや水、細骨材、粗骨材等からなります。


この材料の配合比率を計画することを、

コンクリートの調合設計といいます。


しかし、コンクリート打設時に降雨だと、

材料の配合比率が変わってしまったり、

表面が荒らされてしまうことがあります。


それは、あまりよろしくありませんが、

それ以外の降雨はむしろ、好都合です!



コンクリートは水とセメント等により

水和反応をおこすことで硬化していきます。


この時、強度が増していくとともに、

乾燥等にも注意が必要になってきます。


しかし、コンクリート硬化後の降雨は、

この乾燥がゆっくりになるため、

ひび割れを起こしにくくなります。


コンクリートの打設中や、

打設後すぐの降雨でなければ、

心配の必要はありません。


むしろ、コンクリートにとっては、

恵みの雨となる可能性もあるぐらいです!


次回は、梅雨と材木についてお話いたします。