
■盛土
盛土を施した際、転圧が不十分だと、盛土に余分な空気や水分を含んだままになってしまいます。すると土の重みでそれが少しずつ抜けて、不同沈下を引き起こしてしまいます。
基礎・地盤改良
不同沈下はある日突然起ることもあります。もしも、地盤に問題がある場合、その性質に合わせた対策を打たなければなりません。
不同沈下はある日突然起こったり、何年もの間に徐々に傾くこともあります。まず、家を建てる前に敷地の性質を把握し地盤に問題がある場合は、その性質に合わせた対策を講じなければなりません。
盛土を施した際、転圧が不十分だと、盛土に余分な空気や水分を含んだままになってしまいます。すると土の重みでそれが少しずつ抜けて、不同沈下を引き起こしてしまいます。
傾斜地に切土と盛土を施し、その境にまたがって家を建てた際、盛土の埋め戻しが不十分だと、不同沈下が起こりやすくなります。
近隣の川の水位が下がれば地下水位も下がります。それに伴い、地盤沈下がおこり建物が傾きます。また、地下水のくみ上げによる地中内の環境変化で不同沈下を引き起こす場合もあります。
地盤の弱い場所(谷状の土地、池跡、田畑)、広域に宅地造成盛土する際、荷重の集中する中心部が大きく沈下するため、盛土を施した最も端の家が大きく傾くことがあります。
地盤自体が弱いと、地盤と建物を支えきれず擁壁が動くことがあります。また、擁壁の水抜き穴が正常に機能していないと敷地内の水はけが悪くなり、不同沈下を引き起こす場合もあります。
旧家屋より配置をずらして新しい家屋を建築する際に、旧家屋の重荷により固まっていた地盤と固まっていない地盤とにまたがって建築することがあります。これにより不同沈下を引き起こす場合があります。
地盤強化のためにベタ基礎としたが、ベタ基礎の重さが不同沈下を引き起こしてしまうことがあります。30坪分のベタ基礎は100tもの重量になり、軟弱地盤層が厚いほど沈下量は大きくなります。
木片やコンクリートガラを多く埋め立てた土地に、杭工事を施して家を建てた際、これらのガラが腐食してできた隙間に杭が陥没し、沈んでしまう場合があります。また改良体の強度不足により、建物を支えきれない場合もあります。
ホームラボは強固な地盤、地震に強い基礎をご提供します。
ホームラボは建物の耐震性を追求するだけでなく、地盤そのものの調査・改善も怠りません。まずは専門業者に委託し、スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を決行。調査結果をご覧になりたい方には、地盤調査報告書をお見せしています。また調査結果に応じて、建物を支持するためにその地層に合わせた地盤改良を行います。
地盤にどれだけの耐力があるかが、強く安定した基礎を築くための大きなポイント。軟らかい地盤では、どれだけ強い基礎や躯体を作り上げても、十分な耐震性を発揮することができません。また、不同沈下を起こしてしまうと、建物への大きなダメージにつながります。ホームラボは必ず地盤調査を行い、軟弱地盤と判定された場合は、以下のような地盤改良を徹底しています。
軟弱な地層にパイプ(細径鋼管)を貫入することで、地盤の支持力を強化します。
軟弱な地層が深くつづく場合に、固化材等で柱状に杭を構築します。
軟弱地盤が浅い場合には固化材を混入するなどし、地盤を改良します。
ホームラボの基礎工事はすべて「鉄筋コンクリートベタ基礎」を採用しています。コンクリートを基礎と一体化させ、床下全面をカバーし、不同沈下を起きにくくします。また「防湿シート施工」も行い、地面からの湿気とシロアリの通り道もシャットアウトします。
湿気がたまりやすい床下には、基礎コンクリートと建物の土台の間に「基礎パッキン」を挟むことで通気を確保。床下の湿りを軽減し、ベタ基礎とのタッグによりさらなる耐久性と強度の向上を実現しています。
ベタ基礎で水蒸気を防いでも土台周辺は湿気がたまりがちのため、常にシロアリや腐朽の危険にさらされています。この被害を防ぐため、ホームラボでは地面から1mまでの外周の主要木材には薬剤による防腐・防蟻処理を行っています。※薬剤は人体に対して害が少ないものを使用しています。
深い軟弱地盤、地盤沈下地帯、敷地の一部が盛土、液状化現象を生じやすいゆるい砂層などに効果的です。木造、軽量鉄骨造、鉄骨ユニット造まで、家屋全体の重量が基礎全面に平均してかかるため、不同沈下しにくく、たとえ地震で地盤が破壊されても家屋に害がおよびにくくなります。ただし、ベタ基礎は地面に接している面積が広いので、荷重は広く深くまで伝わるので、軟弱層が厚いときには沈下がかえって大きくなることもあります。